2011.02.19 Saturday
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TOEIC990点を目指して、日々戦うなかで感じたことを綴ります。
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2007.06.24 Sunday
【競馬】第48回宝塚記念・回顧
24日、阪神競馬場で行われた宝塚記念(3歳上、GI・芝2200m)の全着順、払戻金は以下の通り。
1 アドマイヤムーン 2:12.4 2 メイショウサムソン 1/2 3 ポップロック 2 4 アドマイヤフジ クビ 5 ファストタテヤマ 1/2 6 カワカミプリンセス 1.1/2 7 インティライミ 1/2 8 ウオッカ 4 9 トウカイトリック 2 10 マキハタサイボーグ 5 11 コスモバルク クビ 12 ダイワメジャー 3.1/2 13 スウィフトカレント 1/2 14 シャドウゲイト 1/2 15 アサクサキングス 8 16 マイソールサウンド 1.1/2 17 アドマイヤメイン 4 18 ローエングリン 大差 単勝 6 670円 複勝 6 190円 17 160円 5 190円 枠連 3-8 700円 馬連 6-17 1,460円 馬単 6-17 3,180円 ワイド 6-17 520円 5-6 510円 5-17 460円 3連複 5-6-17 2,720円 3連単 6-17-5 15,570円 ※各レースの成績、払戻金などのデータは、必ず主催者発表のものでご確認下さい。 アドマイヤムーン国内GI初制覇。 1番人気のウオッカは8着。 凱旋門賞へ向かうのだろうか。 2007.06.23 Saturday
【将棋】MINERVAからのお知らせについて
女流棋士ファンクラブ
「MINERVA」会員の皆様へ 会員の皆様へお詫びとお知らせ この度、女流棋士ファンクラブ「MINERVA」につきまして、皆様にお詫びとお知らせを申し上げます。 去る6月7日に、日本将棋連盟所属女流棋士39名によって話し合われた女流棋士総会におきまして、「今後、MINAERVAの運営管理は日本女子プロ将棋協会が行うという、新法人設立準備委員会のご提案に異議なし。連盟所属女流棋士はファンクラブ事業に協力するというご提案は否決。」という決議になりました。その際の議論の内容につきましては、二団体に分かれた直後なので数々の混乱が予想されること、またファンクラブ発足当初から大きく事情が変わったので白紙に戻すべきではないか、等の意見が多数出たことなどから、やむを得ずこのような結果になりました。 会員の皆様には大変ご迷惑をおかけすることとなり、本当に申し訳ございません。私共と致しましてはお詫びとして2007年6月末までに入会された方は、将棋会館で開催される女流棋士多数参加の1月4日のお正月イベントに会員書提示をもちまして、無料でご招待させて頂きます。楽しい会にしたいと思いますので是非ご参加下さい。 また、当日ご参加になれない方には連盟所属女流棋士の扇子を1本送らせていただきます。詳細につきましては、イベント開催が近づいて参りましたら改めてお知らせいたします。 会員の方の名簿は、日本女子プロ将棋協会が管理して下さっているので、個人情報保護の関係上、私共では個人様宛にお便りをお出しすることが出来ません。誌上・あるいはweb上での、お知らせとなってしまいますことを恐縮ではございますが、ご了承下さい。このような事情ですので、お知り合いの方にお声がけいただければ大変有り難く存じます。 また、すでに解約してしまわれた方には、告知が遅れましたことを心からお詫び申し上げます。 色々とご迷惑ご心配をお掛けいたしましたが、今後も普及に対局に全力で邁進してまいりますので、尚一層のご理解とご声援の程、よろしくお願い申し上げます。 平成19年6月吉日 社団法人 日本将棋連盟 女流棋士会 会長 谷川治惠 所属女流棋士一同 ***** 「LPSAが勝手に運営しますから連盟残留棋士は協力しません」ということである。 結局のところ、日本将棋連盟は対立姿勢を自ら打ち出しているだけなのである。 日本将棋連盟とLPSA。 しかし、最終的に成功するのはLPSAのほうであろう。 「ファン」こそが最大の味方であり、「ファン」を大切にしているのがLPSAである。 2007.06.21 Thursday
【競馬】第48回宝塚記念・予想
24日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上、GI・芝2200m)の枠順が21日に確定した。
3歳馬として史上初制覇を目指す、ダービー馬ウオッカは1枠2番、昨年の2冠馬で今年の天皇賞・春(GI)を制したメイショウサムソンは8枠17番、安田記念(GI)でGI・4勝目を飾ったダイワメジャーは6枠11番にそれぞれ入った。枠順は以下の通り。なお、馬券は23日(土)より発売される。 ( )内は性齢、騎手・調教師 1-1 スウィフトカレント(牡6、横山典弘・森秀行) 1-2 ウオッカ(牝3、四位洋文・角居勝彦) 2-3 マイソールサウンド(牡8、角田晃一・西浦勝一) 2-4 マキハタサイボーグ(セン5、和田竜二・新川恵) 3-5 ポップロック(牡6、武豊・角居勝彦) 3-6 アドマイヤムーン(牡4、岩田康誠・松田博資) 4-7 カワカミプリンセス(牝4、武幸四郎・西浦勝一) 4-8 インティライミ(牡5、佐藤哲三・佐々木晶三) 5-9 アドマイヤフジ(牡5、福永祐一・橋田満) 5-10 アドマイヤメイン(牡4、川田将雅・橋田満) 6-11 ダイワメジャー(牡6、安藤勝己・上原博之) 6-12 トウカイトリック(牡5、幸英明・松元省一) 7-13 ファストタテヤマ(牡8、小牧太・安田伊佐夫) 7-14 シャドウゲイト(牡5、田中勝春・加藤征弘) 7-15 アサクサキングス(牡3、松岡正海・大久保龍志) 8-16 コスモバルク(牡6、五十嵐冬樹・田部和則) 8-17 メイショウサムソン(牡4、石橋守・高橋成忠) 8-18 ローエングリン(牡8、後藤浩輝・伊藤正徳) ※出馬表・成績・オッズ等は主催者発表のものと照合してください。 今年のダービー馬・ウオッカは1枠2番。 メイショウサムソンと対角のゲートに入った。 並行にはダイワメジャーが入っている。 ◎ウオッカ 勝って凱旋門賞へ向かうことになるだろう。 2007.06.15 Friday
【競馬】第48回宝塚記念・展望
第48回宝塚記念ファン投票の最終結果の得票数上位100頭
順位 馬名 投票数 性年齢 所 属 1 メイショウサムソン 76,932 牡4 高橋 成忠 2 カワカミプリンセス 65,559 牝4 西浦 勝一 3 ダイワメジャー 61,837 牡6 上原 博之 4 スイープトウショウ 58,131 牝6 鶴留 明雄 5 アドマイヤムーン 57,139 牡4 松田 博資 6 ウオッカ 50,608 牝3 角居 勝彦 7 アイポッパー 40,314 牡7 清水 出美 8 フサイチホウオー 35,058 牡3 松田 国英 9 デルタブルース 31,392 牡6 角居 勝彦 10 ポップロック 28,866 牡6 角居 勝彦 11 トウカイトリック 26,145 牡5 松元 省一 12 ヴィクトリー 25,224 牡3 音無 秀孝 13 アドマイヤメイン 24,445 牡4 橋田 満 14 コイウタ 24,170 牝4 奥平 雅士 15 ダイワスカーレット 21,177 牝3 松田 国英 16 ローゼンクロイツ 19,654 牡5 橋口 弘次郎 17 フサイチジャンク 19,123 牡4 池江 泰寿 18 インティライミ 17,536 牡5 佐々木 晶三 19 コンゴウリキシオー 15,570 牡5 山内 研二 20 マツリダゴッホ 14,085 牡4 国枝 栄 21 シャドウゲイト 13,647 牡5 加藤 征弘 22 アドマイヤキッス 13,251 牝4 松田 博資 23 ピンクカメオ 12,464 牝3 国枝 栄 24 フサイチパンドラ 12,153 牝4 白井 寿昭 25 スウィフトカレント 11,874 牡6 森 秀行 26 アサヒライジング 11,449 牝4 古賀 慎明 27 ファストタテヤマ 11,353 牡8 安田 伊佐夫 28 スズカフェニックス 11,257 牡5 橋田 満 29 サクラメガワンダー 11,175 牡4 友道 康夫 30 トウショウナイト 10,991 牡6 保田 一隆 31 アドマイヤオーラ 10,882 牡3 松田 博資 32 ローエングリン 10,778 牡8 伊藤 正徳 33 アドマイヤフジ 10,493 牡5 橋田 満 34 オレハマッテルゼ 10,171 牡7 音無 秀孝 35 エリモエクスパイア 9,194 牡4 大久保 龍志 36 ディアデラノビア 8,873 牝5 角居 勝彦 37 フサイチリシャール 8,667 牡4 松田 国英 38 モチ 8,307 牡3 田中 章博 39 サンツェッペリン 8,101 牡3 斎藤 誠 40 マルカシェンク 7,832 牡4 河内 洋 41 ココナッツパンチ 7,752 牡3 大久保 洋吉 42 チャクラ 7,611 牡7 安達 昭夫 43 キストゥヘヴン 7,520 牝4 戸田 博文 44 ロジック 7,272 牡4 橋口 弘次郎 45 アサクサキングス 7,136 牡3 大久保 龍志 46 ドリームジャーニー 7,022 牡3 池江 泰寿 47 ハットトリック 6,748 牡6 角居 勝彦 48 カネヒキリ 6,589 牡5 角居 勝彦 49 ローブデコルテ 6,384 牝3 松元 茂樹 50 ローレルゲレイロ 5,733 牡3 昆 貢 51 ブラックタイド 5,476 牡6 池江 泰郎 51 ネヴァブション 5,476 牡4 伊藤 正徳 53 ヴィータローザ 5,417 牡7 橋口 弘次郎 54 ペールギュント 5,354 牡5 橋口 弘次郎 55 エイシンドーバー 5,046 牡5 小崎 憲 56 エアシェイディ 5,027 牡6 伊藤 正徳 57 カンパニー 4,889 牡6 音無 秀孝 58 ニュービギニング 4,796 牡3 池江 泰郎 59 アサカディフィート 4,648 せん9 鶴留 明雄 60 トウカイエリート 4,123 牡7 松元 省一 61 デアリングハート 4,096 牝5 藤原 英昭 62 ジャリスコライト 4,018 牡4 藤沢 和雄 63 シルクフェイマス 3,992 牡8 鮫島 一歩 64 シーキングザダイヤ 3,991 牡6 森 秀行 65 ダンスインザモア 3,889 牡5 相沢 郁 66 アストンマーチャン 3,843 牝3 石坂 正 67 キンシャサノキセキ 3,716 牡4 堀 宣行 68 ヴァーミリアン 3,628 牡5 石坂 正 69 アサクサデンエン 3,609 牡8 河野 通文 70 ホッコーソレソレー 3,588 牡5 浜田 光正 71 オースミダイドウ 3,485 牡3 中尾 正 72 サクラセンチュリー 3,264 牡7 佐々木 晶三 73 メイショウボーラー 3,207 牡6 白井 寿昭 74 ヒラボクロイヤル 3,108 牡3 大久保 龍志 75 マチカネキララ 2,865 牡5 藤沢 和雄 76 グレイトジャーニー 2,757 牡6 池江 泰郎 77 ダークメッセージ 2,731 牡4 佐々木 晶三 78 サヨウナラ 2,679 牝6 谷 潔 79 オースミグラスワン 2,671 牡5 安藤 正敏 80 サンライズバッカス 2,657 牡5 音無 秀孝 81 ホオキパウェーブ 2,615 牡6 二ノ宮 敬宇 82 シルクネクサス 2,584 牡5 岡田 稲男 83 ナムラマース 2,562 牡3 福島 信晴 84 ザレマ 2,525 牝3 音無 秀孝 85 テイエムプリキュア 2,502 牝4 五十嵐 忠男 86 イクスキューズ 2,489 牝3 藤沢 和雄 87 マイネルスケルツィ 2,480 牡4 稲葉 隆一 88 カタマチボタン 2,443 牝3 加藤 征弘 89 トウショウシロッコ 2,429 牡4 大久保 洋吉 90 ピカレスクコート 2,387 牡5 池江 泰寿 91 ショウナンタキオン 2,343 牡4 上原 博之 92 スーパーホーネット 2,326 牡4 矢作 芳人 93 プリサイスマシーン 2,292 牡8 萩原 清 94 フライングアップル 2,256 牡3 藤沢 和雄 95 アロンダイト 2,251 牡4 石坂 正 96 ブルーコンコルド 2,242 牡7 服部 利之 97 イースター 2,190 牡4 平田 修 98 ユメノシルシ 2,084 牡5 大久保 洋吉 99 ストラタジェム 2,065 牡6 平田 修 100 トーホウアラン 2,022 牡4 藤原 英昭 注目はウオッカ。 勝って凱旋門賞へ向かうことになるだろう。 2007.06.08 Friday
【将棋】第48期王位戦白組プレーオフ・山崎七段惜敗
第48期王位戦白組プレーオフ・渡辺竜王vs山崎七段は、渡辺竜王の勝ち。
今月13日に行なわれる挑戦者決定戦(vs深浦八段)に進出した。 渡辺vs山崎といえば、NHK杯での死闘が記憶に新しいところである。 実力が拮抗していた時期もあったが、現在は渡辺竜王がリードしている。 山崎七段の巻き返しを期待したいものである。 山崎七段の師匠である森七段の記事が掲載されていたので紹介しておく。 『弟子を亡くし 失意乗り越え 細かい目配り』 「恥ずかしいなぁ。まるで結婚式みたいや」。関西を中心に活動する将棋七段の森信雄(55)は開会前からそわそわしていた。 5月初旬、大阪市福島区の「関西将棋会館」に近いホテルで、前年度に昇段や棋戦優勝を果たした弟子をファンらとともに囲んで開いた「森一門祝賀会」。有望株が揃(そろ)う一門とあって、4年連続の開催だったが、今回は森自身が「何かの間違いやと思うた」という15年ぶりの昇段をして“主賓”の一人になった。 それでも会が始まると、森は棋士とファンの指導対局やパーティーの裏方として会場内を動き回ったり、趣味の写真の撮影をしながら愛嬌(あいきょう)を振りまいたり。いつもの気配りで、約250人の出席者を楽しませた。 プロ32年目。詰め将棋の創作では第一人者だが、公式戦の勝率は4割3分ほどに過ぎない。 だが、棋界で最も多い22人の弟子がいる。師をしのぐ力の持ち主も。「弟子に抜かれても、悔しいことはない。むしろ僕を追い越してくれんと困る」と、森は笑う。 「入門者が多いのは森さんの強烈なエネルギーのせい」と、日本将棋連盟の棋士養成機関「奨励会」で森と同期だった七段の東和男(51)は、祝賀会での祝辞で、弟子育成にかける森の情熱をたたえた。 世話をするなら 看病や洗濯も 純粋で無垢な愛 森は愛媛県出身。父は蒸発し、母が末っ子の森を背に工事現場などで働いて、3人の子を育てた。 体が小さく、よくいじめに遭ったが、小学校で覚えた将棋には自信があった。高卒後、大阪で工場に勤めながら九段の南口繁一(1918〜95)へ。他の生徒が奨励会入会試験に必要な棋士の推薦を南口に頼んだ場に居合わせて「僕も」と口走り、入門した。19歳という遅いスタートだったが、24歳でプロになった。 対局中の村山聖八段(1997年ごろ、中野英伴さん撮影)=「将棋世界」提供 兄弟子に頼まれ、30歳で初めて、弟子を取った。 村山聖(1969〜98)。「東の天才・羽生、西の怪童・村山」と、いまは王位など3冠を持つ羽生善治(36)に並び称され、とくに詰めでは「終盤は村山に聞け」とも言われる強さを誇った。だが、幼時から腎臓の難病のネフローゼでたびたび高熱を出して寝込むなど、常に死を隣り合わせにしての戦い。ついには八段だった29歳の時、膀胱(ぼうこう)がんで、夭折(ようせつ)した。連盟は九段を追贈した。 古里の広島県を離れた村山を森は13歳のころから預かった。 村山が寝込むと、森は夜通し看病をした。洗濯もしてやった。 ある冬の夜。村山のアパート近くで、森は前を歩く村山を見かけて、駆け寄り、食事をしたのか、風呂には入ったか、髪とつめは切ったかと、矢継ぎ早に確かめたうえ、手を差し出させ、自らの手で包んでやった。その場に森と一緒にいた、連盟の機関誌「将棋世界」元編集長で作家の大崎善生(49)が、村山の生涯や師弟の姿を描いたノンフィクション「聖の青春」で明かした光景。「純粋で無垢(むく)な、愛情そのものの姿を見ているようだった」と大崎はつづった。 森は将棋にすべてをかける村山の姿勢に畏敬(いけい)の思いさえ抱いていた。 「めげないことの大切さを僕の方が教わった」と振り返る。 船越隆文さん(94年ごろ、森七段撮影) 森が弟子に先立たれたのは、村山が初めてではなかった。 95年の阪神大震災。兵庫県宝塚市内で、つぶれたアパートの下敷きになって、17歳の奨励会員の船越隆文(1977〜95)が逝った。 福岡県から出てきて、半年余り。「(将棋会館の近くなどの)街なかに住んだら誘惑が多うて将棋に打ち込めん」と、森が自宅から200メートルほどの、そのアパートを勧めた。 「もう弟子は取りたない」。森は自分を責めて泣いた。1年後、船越の母から「息子のことが原因なら、辛(つら)い」と言われ、思い直したものの「弟子と深い部分でかかわることには憶病になった」と明かす。 だが、弟子への目配りはかえって増した。奨励会員には対局の結果をその日のうちに連絡させる。「電話の声を聞いたら、心身の調子とか、悩みが伝わってくる」という。 「大事な場面で適切な助言をしてもらえる」と、四段の糸谷哲郎(18)は昨春にプロになった後も対局結果を報告し続ける。落ち込んだ時には「さえんなぁ」と森ならではの言い回しで励まされると、ホッとする。 五段の安用寺孝功(32)は森の忠告で京都府内の親元を離れた。期待を集めて奨励会に入りながら、伸び悩んでいたころ。「甘えを見抜き、断ち切るきっかけを与えてもらえたからプロになれた」と感謝する。 震災の朝、森宅に住み込む内弟子だった七段の山崎隆之(26)は、船越を捜索する傍ら、公衆電話の長い列に並んだ。奨励会でその日、自分の対局の予定があり、不戦敗を恐れて連盟に問い合わせたのだった。 「利己的や」と森が叱(しか)りつけた。5歳から将棋に没頭して「奨励会がすべて」だった山崎は「思いやりの方が大事なのか」と衝撃を受けた。98年に17歳でプロ入り。NHK杯戦など4回の棋戦優勝がある。「まず人間ありき、と教わった。そのお陰で僕は将棋界にいられる」と話す。 「魅力的な社会人でなかったら、あかん」と、森は「棋力ありき」になりがちな弟子たちを戒める。 月1回、森は自宅で奨励会員らの研究会を開く。中1から19歳までの十数人が居間と食堂に盤を並べて、駒音を響かせる中、妻の恵美子(48)がつくるカレーの香りが漂う。森が忙しい時には筆頭弟子で五段の増田裕司(36)が師を見習い、後輩を食事に連れて行く。「それが恩返しでもある」と一門の結束をうかがわせる。 ただ、森は将棋そのものをあまり教えない。「技術は自分で磨くもんやから」。その中で、弟子たちは、型にはまらずに個性を生かす、一門の棋風に染まっていく。 奨励会に入ってもプロ(四段)になれるのは1割前後。森一門からもこれまでに約20人が夢をかなえられず去った。だから「やめとけ。保証のない世界や。犠牲が大きい」と、森は入門志願者を断ることも多い。 だが、最後には押し切られる。 「皆、大きな可能性を秘めてるんや」。若者の熱意に触れると、その可能性にかけたくなるのだという。 2007.06.07 Thursday
【将棋】第1回朝日杯将棋オープン戦・組み合わせ
5月に閉幕した朝日オープン将棋選手権を引き継ぐ第1回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)が7月7日、プロ10人にアマ10人が挑む「プロアマ戦」で開幕する。
出場するのは全現役棋士154人(休場者2人を除く)にアマ代表10人、女流棋士6人を加えた計170人。 予選、本戦はすべてトーナメント。1次予選は16ブロックあり、各勝者16人が2次予選に進む。2次予選では、シードの16人を合わせた32人が8ブロックに分かれて戦い、本戦には各ブロック勝者8人と、本戦シードの8人を合わせた16人が出場する。アマ代表と女流棋士の16人は1次予選の各ブロックに分かれ、1回戦から出場する。 アマ代表は、第29期朝日アマ名人、3月の第30回朝日アマ将棋名人戦全国大会のベスト8、学生名人(6月17日に決定)の10人。プロ1〜3年の四段10人が迎え撃つ。 また女流棋士6人は、タイトル保持者、全女流棋士参加の棋戦優勝者、タイトル戦出場者の順に招待。組み合わせは表のようになった。 各シード棋士は、前回本戦ベスト4(第25回朝日オープン将棋選手権を適用)、タイトル保持者、永世称号者、全棋士参加棋戦優勝者、前回本戦出場者(同)の順に選出し、次のように決まった。 本戦シード=羽生善治三冠、阿久津主税五段、鈴木大介八段、深浦康市八段、堀口一史座七段、森内俊之名人、渡辺明竜王、佐藤康光二冠 2次予選シード=中原誠永世十段、郷田真隆九段、谷川浩司九段、丸山忠久九段、藤井猛九段、久保利明八段、三浦弘行八段、木村一基八段、行方尚史八段、阿部隆八段、佐藤秀司六段、屋敷伸之九段、山崎隆之七段、中田宏樹八段、田中寅彦九段、小林裕士六段 【プロアマ戦組み合わせ】 中村太地(19)――加藤幸男(25)=第29期朝日アマ名人 瀬川晶司(37)――山田洋次(32)=大会優勝 高崎一生(20)――菊田公毅(24)= 同2位 金井恒太(21)――桐山 隆(37)= 同3位 遠山雄亮(27)――遠藤正樹(40)= 同4位 伊藤真吾(25)――山田敦幹(36)= 同8強 佐藤天彦(19)――相良剛史(17)= 同8強 糸谷哲郎(18)――中野博文(40)= 同8強 豊島将之(17)――開原孝治(40)= 同8強 戸辺誠 (20)――学生名人(17日に決定) (敬称略。左がプロ四段。年齢は対局時) 【出場女流棋士と対戦相手】 矢内理絵子女流名人――櫛田陽一六段 清水市代女流王位 ――神吉宏充六段 千葉涼子女流王将 ――加瀬純一六段 斎田晴子倉敷藤花 ――安西勝一六段 中井広恵女流六段 ――金沢孝史五段 石橋幸緒女流四段 ――大野八一雄六段 新棋戦。 自社の冠名を付けたがる「朝日」新聞社。 |
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