2011.02.19 Saturday
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TOEIC990点を目指して、日々戦うなかで感じたことを綴ります。
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2006.12.31 Sunday
【将棋】2006年を振り返る
2006年、将棋界は好局の続いた一年であった。
この1年を振り返って、各項目毎に受賞者を下記のように決定した。(私個人の主観) 【当ブログが選ぶ2006年将棋大賞】 ◇最優秀棋士 ・佐藤棋聖(対局数・勝利数・タイトル戦登場回数を考慮) ◇優秀棋士賞 ・渡辺竜王(竜王3連覇達成、順位戦7連勝中) ・羽生三冠(王将戦・王位戦・王座戦防衛、銀河戦優勝など) ◇敢闘賞 ・谷川九段(羽生三冠とのプレーオフを制し、名人戦挑戦) ◇最優秀新人 ・糸谷四段(新人戦優勝、新人離れした存在感) ◇広報賞 ・遠山四段(熱心にブログを更新し、将棋ファンの拡大に貢献する) 『遠山雄亮のファニースペース』 ◇最優秀女流棋士賞 ・矢内女流名人(安定した強さ) ◇女流賞 ・斎田倉敷藤花(倉敷藤花奪取) ◇女流新人賞 ・里見女流一級(ついにA級へ昇級) ◇女流敢闘賞 ・甲斐女流初段(鹿島杯優勝) ◇優秀司会賞 ・中倉(宏)女流初段(NHK杯のスムーズな進行) ◇好局 ・竜王戦第2局 渡辺竜王vs佐藤棋聖 (二転三転した大熱戦) ◇好手 ・竜王戦第3局 渡辺竜王の△7九角 (素晴らしい妙手でシリーズの流れを変える) ◇特別賞 ・A級順位戦6回戦 羽生三冠vs藤井九段 (羽生三冠、神懸かり的な逆転勝ち) 敢闘賞と最優秀女流棋士賞の選考は非常に困難な作業であった。 対局はすべて吟味したわけではないことを予めご了承願いたい。 主観の部分が多く、賛否両論あるだろうが、上記のように決定したい。 棋士のみなさん、今年一年間、お疲れ様でした。 盤外では名人戦主催者問題や、女流棋士の独立等で大きく揺れ動いた一年でした。 盤上では竜王戦をはじめ、手に汗握る熱戦を楽しませて頂きました。 ありがとうございました。 2007年も宜しくお願い致します。 一将棋ファンより。 2006.12.31 Sunday
【将棋】名人戦主催問題・共催契約の検証
名人戦主催問題は、共催で契約が合意した。
では、現行の契約と比べて、金額がどれだけ増えたのか検証してみたい。 ☆今回締結された契約の内容と金額 (1)名人戦の契約金:両社合わせて年3億6000万円 (2)将棋文化の普及活動のための協力金:両社合わせて年1億1200万円 (3)毎日新聞社がスポーツニッポン新聞社と主催している王将戦:年7800万円 朝日新聞社が主催する朝日オープン選手権を衣替えした棋戦:年8000万円 →総計:年6億3000万円 →契約期間:第66期名人戦・順位戦(07年から、七番勝負は08年)からの5年契約 ☆上記項目における現行の契約の内容と金額 (1)名人戦の契約金:(毎日新聞社)年3億3400万円 (2)将棋文化の普及活動のための協力金:0円 (3)王将戦:(毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社)年7800万円 朝日オープン選手権:(朝日新聞社)年1億3480万円 →総計:年5億4680万円 ☆☆増減について (1)名人戦の契約金(毎日→朝日と毎日の共催):△年2600万円増 (2)将棋文化の普及活動のための協力金:△年1億1200万円増 (3)王将戦:増減なし 朝日オープン選手権→衣替えした棋戦:▲年5480万円減 →総計:△年8320万円増 ★8月の棋士総会時に朝日・毎日が提示していた契約の内容と金額 ・朝日 (1)名人戦の契約金:年3億5500万円 (2)朝日オープン選手権戦に代わる臨時棋戦契約金:年4000万円 (3)普及協力金:年1億5000万円 →総計:年5億4500万円 →契約期間:5年 ・毎日 (1)名人戦の契約金:年3億3500万円 (2)将棋振興金:年3000万円 →総計:年3億6500万円 →契約期間:7年 ◇◇検証◇◇ 発表された総額(年6億3000万円)をみると大きな数字に見える。 しかし、実際に増えたのは、△年8320万円であることが判明した。 朝日単独開催(※年6億2300万円)と比べると、△年700万円の増額である。 (※朝日提示の年5億4500万円+毎日主催の王将戦年7800万円) この騒動によるスポンサーやファンの信用低下を考えると、損失の方が大きいのではないか。 理事会は主催者問題に費やしたエネルギーを別のことに使ったほうが良かったのではないか。 そんなことを考えさせられる結果となった。 2006.12.30 Saturday
【将棋】A級順位戦・7回戦展望
第65期名人戦A級順位戦は6回戦を終えた。
5勝1敗:郷田真隆九段 4勝2敗:谷川浩司九段、羽生善治三冠、藤井猛九段 3勝3敗:佐藤康光棋聖、三浦弘行八段 2勝4敗:丸山忠久九段、深浦康市八段、阿部隆八段 1勝5敗:久保利明八段 久保八段に勝った郷田九段が単独トップ。 「郷田九段は126手目を残り1分の時間内に指していなかったのではないか」 という久保八段のアピールにより、中断となった疑惑の一局であった。 この一局は「指し手をさかのぼってのアピールは無効」と裁定された。 その場ですぐに久保八段がアピールしていればどうなっていたのか? アピールのルールは棋士間で徹底されているのか?という疑問が残る。 郷田九段にとっては大きな1勝であり、久保八段にとっては痛い1敗となった。 2敗で3棋士(谷川九段、羽生三冠、藤井九段)が追走している。 羽生三冠は、藤井九段相手に千日手指し直し局を逆転勝ち。 序盤の大劣勢を見事に跳ね返した、信じられないような「大逆転勝ち」である。 今期は森内名人の18世名人が懸かっている。 同世代のライバルに先を越されたくない。 羽生三冠の名人位に懸ける執念を感じた。 7回戦は来年1月に行なわれる。 羽生三冠は後がない久保八段と、郷田九段は今期絶好調の佐藤棋聖との一番である。 楽しみである。 A級順位戦・7回戦組み合わせ 谷川九段 − 丸山九段 羽生三冠 − 久保八段 佐藤棋聖 − 郷田九段 藤井九段 − 深浦八段 三浦八段 − 阿部八段 2006.12.30 Saturday
【将棋】棋聖戦最終予選2回戦展望
第78期棋聖戦最終予選の1回戦が終了した。
佐藤棋聖への挑戦権を懸けて、熱戦が繰り広げられている。 【A組】鈴木八段●−○久保八段、渡辺竜王○−●北浜七段 【B組】羽生三冠○−●藤井九段、中川七段●−○野月七段 【C組】森内名人○−●阿部八段、三浦八段○−●泉七段 【D組】森下九段○−●丸山九段、中原永世十段●−○西尾四段 最終予選は、2勝した棋士計8名が挑戦者決定トーナメントに進む。 西尾四段が中原永世十段相手に大金星。 2回戦の森下九段戦が楽しみである。 渡辺竜王vs久保八段の対局も楽しみである。 2006.12.29 Friday
【将棋】王将戦挑戦者は佐藤棋聖に決定
第56期王将戦リーグプレーオフ、佐藤棋聖vs丸山九段は、佐藤棋聖の勝ち。
棋譜はこちらです。 この結果、羽生王将への挑戦者は2期連続で佐藤棋聖となった。 丸山九段に元気がなかったが、何か誤算でもあったのだろうか? あっさりと竜を作らせ、一方的な展開になり、投了図は大差である。 丸山九段の緩手を佐藤棋聖が的確に咎めた結果ということかもしれない。 今年、大活躍の佐藤棋聖は良い形で一年を締め括った。 来年も年明け早々に棋王戦の挑戦者決定戦第2局や、羽生王将との王将戦七番勝負がある。 更なる熱い戦いを期待したい。 2006.12.28 Thursday
【将棋】王将戦挑戦者決定戦展望
第56期王将戦・挑戦者決定戦(プレーオフ)が明日10時から東京・将棋会館で行なわれる。
佐藤棋聖と丸山九段による羽生王将への挑戦権獲得を懸けた戦い。 この両者、王将戦リーグでは最終局で対戦し、丸山九段が勝利している。 個人的には丸山九段のタイトル戦を久しぶりに見たいところである。 佐藤棋聖は対局過多による過密日程が気になるが、調子は維持している。 どちらが勝っても、羽生王将との七番勝負は白熱した戦いになるだろう。 2006.12.27 Wednesday
【将棋】棋王戦挑戦者決定戦第1局・佐藤棋聖の勝ち
第32期棋王戦挑戦者決定戦の第1局は佐藤棋聖の勝ち。
敗者組の勝ち上がりである佐藤棋聖が勝ったため、挑戦者決定は第2局へ持ち越された。 難解な中盤戦であったが、佐藤棋聖が主導権を握っていたように思う。 深浦八段は飛車を抑え込まれたのが痛かったように感じた。 挑戦者決定戦第2局は2007年1月6日(土)に行われる。 森内棋王への挑戦権を懸けた熱い戦いが期待される。 2006.12.26 Tuesday
【将棋】棋王戦挑戦者決定戦展望
第32期棋王戦挑戦者決定戦が明日10時から東京・将棋会館にて行なわれる。
勝者組から進出した深浦八段が勝てばそのまま挑戦権獲得。 敗者組から復活した佐藤棋聖が勝てば1月6日(土)におこなわれる第2局の結果で 森内棋王への挑戦者が決まる。 深浦八段が好調である。 準決勝で羽生三冠、勝者組決勝で佐藤棋聖に勝って、挑戦者決定戦へ進出している。 A級順位戦でも序盤は躓いたが、ここにきて勝ち出している。 私の中では深浦八段は理論派というイメージが強い。 佐藤棋聖も調子は維持していると思われる。 しかし、このあとに王将戦挑戦者決定戦と続くこの年末は正念場である。 竜王戦と並行して、王将リーグや棋王戦があり、対局過多による疲労がどうか。 今年一番活躍している棋士であることに疑いはなく、本棋戦での活躍も期待したい。 |
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