高校将棋日本一を決める第22回全国高等学校将棋竜王戦(主催・日本将棋連盟、読売新聞社、協賛・九州電力)は26日、福岡市中央区の読売新聞西部本社で準決勝、決勝が行われ、決勝では岩手県代表の中川慧梧さん(岩手2年)が、東京都代表の北村直之さん(筑波大付属駒場1年)を下し、初優勝を飾った。
準決勝で、中川さんは愛知県の田中景季さん(名東3年)、北村さんは宮城県の浅野翔平さん(仙台第一1年)と対戦。激戦を制した2人が、対局会場を別室に移し、決勝戦が始まった。
中川さんは、昨年の全国アマ王将戦で史上最年少の16歳で優勝した実績を持つ。一方の北村さんも中学時代に全国中学選抜将棋選手権で史上初の2連覇を達成した強豪。ともに優勝候補とみられていた2人の激突だけに、緊迫した対局となった。
大会のメーン会場のよみうりプラザでは、渡辺明竜王と戸辺誠五段が、決勝の模様をモニターで見ながら大盤解説。他の出場者や将棋ファンらが聞き入っていた。
(2009年8月26日 読売新聞)
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優勝候補の中川さんが順当に勝ち上がった。
シニアも混じったアマの全国大会で優勝した実績があるから、実力はプロレベルだろう。
高校将棋の団体戦があっても面白いだろう。